知ってますか?ビッグデータ




知っていますか?ビッグデータという言葉。

最近よく耳にするようになりました。この言葉・・・ある事例でご説明しましょう。事例として挙げるのは佐賀県の西部に武雄市という

市の例です。


この武雄市市立図書館では、TSUTAYAやファミリーマートなどで利用できる【Tポイントカード】が、貸出カードの代わりとして使える

ようになっています。


TSUTAYAを運営するCCC(株式会社カルチャー・コンビニエンス・クラブ 以下CCC)が武雄市から図書館の運営を任され、

貸出システムに自社の会員カードを使用していることによるものです。


公立図書館でありながら、貸出時にTポイントカードを利用すると3ポイント貯まります。タダで本を借りてさらにポイントがつく。

とてもおいしいお話なのですが、個人情報(貸出情報・・いつどこのだれがどんな本を借りて読んでいるか等)が運営母体のCCCに流れるとして論議を呼びました。


貸出情報は個人情報です。


CCCは貸出情報を匿名化してデータベース化し商品にします。企業はこれをマーケティングに活用するわけです。


これがビッグデータ活用の図式。


ビッグデータ

問題は誰が借りたかを分からないようにして企業に提供されれば問題はないのですが、果たして完全なる匿名化が技術的に可能

でしょうか。


秘匿化された情報であっても他の情報と突き合わせることにより特定の個人が識別できれば個人情報になります。


ビッグデータの活用は、企業活動だけではなく消費者の利便性向上にも役立っていますので、今後も活用の場は増えことになって

いくでしょう・・・


しかしその反面、個人情報の保護・匿名化の技術的課題は常に存在し、避けて通ることができないというわけです。





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