銀行預金口座にマイナンバー



 銀行預金口座にマイナンバー

 
政府は税と社会保障の共通番号であるマイナンバーを銀行預金口座にも記載を義務づける方向だという。

(18日付日本経済新聞1面)


脱税やマネーロンダリング(資金洗浄)を防ぎ、サラリーマンなどの納税者に根強い不公平感を払拭するのが狙いで、予定としては

4年後の平成30年度から新規開設口座でスタート、その後、既存の口座に拡大するというものです。




日本の銀行が管理する個人の預金口座は約8億あり、郵便貯金口座なども含めると10億を超えるといいます。その中には架空

口座も多く見受けられ脱税や不正受給の温床になっているという事実もあります。


ここで注意しなければならないのは個人情報保護への取り組みです。


税務署は常に個人の預金残高がトータルで把握できるようになるのではないか、等々。導入にあたっては国民の理解を得るため

の丁寧な説明が必要でしょう。


とはいえ来年秋に始まるマイナンバー、そのメリットは多く指摘されていますが、銀行預金にまでその仕組みが導入されると、

その一方で「タンス預金」が増えるのかも知れませんね。