ボディースキャナーと個人情報保護



 ボディースキャナーと個人情報保護

 
羽田空港の国際線発着枠が増えたことにより海外に出かけられる方も多いかと思います。


飛行機に乗り込む前の荷物検査、ボディーチェックもハイテクを駆使して行われるようになりました。


ボティースキャナーという装置があります。低線量のX線により衣服の下に爆弾や凶器、麻薬等を隠し持っていないか

を検査するものです。全身を透視するスキャナーであるためテロや犯罪の取り締まりにたいへん有効でどの空港でも

行われるようになりました。


しかし、衣服の中が透けて見える状態になるため検査の際に不必要な裸の画像が見えてしまいます。

プライバシーの問題にどう対処しているのでしょうか。実はプライバシー保護のために次のような配慮がなされています。


1.スキャンした画像を見る検査官は装置と被検者から離れた場所で検査を行っている。


2.不審物を携帯していると思われる不審者の画像を見るときはその画像は不審物と不審者 の輪郭画像に変換されている。


3.撮影された画像は保存できないようにしている。


特定の個人を識別できない状態で検査を行い、その画像も保存されていないということです。飛行機に乗り組む乗客の

プライバシーはこうして保護されているのです。




それでは皆さん、今後とも安心して飛行機に乗り込み空の旅をお楽しみください。



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