旅行会社のプライバシーマーク取得の支援事例



 旅行会社のプライバシーマーク取得の支援事例

 
◆旅行会社のプライバシーマーク取得の必要性


旅行会社は、旅行者からの申込みを受けて個人情報を取り扱い、旅行会社が取得した個人情報は、必要に応じて宿泊施設、

航空会社、バス会社、保険会社などに提供され、ときにはパートナー旅行代理店との間で共同利用されることもあります。取扱

う個人情報も旅行者本人情報に加え、留守家族連絡先なども含むことがあるので、旅行者にとっては、旅行会社による個人情

報の適切な取扱いが非常に気になるところです。


旅行会社のプライバシーマーク取得の支援事例


◆プライバシーマーク取得のきっかけ


ここに事例紹介する旅行会社は、商社、メーカーなどの海外出張社員の旅行代理店として多くの企業顧客を有していましたが、

この旅行会社の一社員の不注意により、営業用のモバイルPCを紛失してしまう事故を起こしてしまいました。幸いにしてPC内の

個人データとPCには、パスワードロックを使用していたため、情報漏えいによる2次被害は回避できました。この事故以来、取引

企業顧客からは抜本的な事故予防策を厳しく要求され、予防策の一環としてプライバシーマークの取得を決意しました。



◆課題解決のために実施した方策


この旅行会社は、事故の予防の重大性に鑑み、業務で使う個人情報の取扱い方について、社員を3つのグループに分け、個人

情報保護のための基礎的な教育研修会を弊社コンサルタントにより実施した後、引き続きプライバシーマーク事務局を中心とし

て、PMS(個人情報保護マネジメントシステム)を短期間で構築し、その後社員全員参加のもとに「運用の確認」を隔週単位で実行

しました。


プライバシーマーク認証審査に際しては審査員から、PMSの職場単位・日常レベルでの実践状況が見事に反映されているとの大

変な称賛の言を頂くことができました。その結果、プライバシーマーク推進事務局メンバーそれぞれの熱意と理解が増大し、プライ

バシーマーク作業着手から認証取得まで5ヶ月弱でプライバシーマークの取得が実現できました。



◆プライバシーマーク取得の効果


この旅行会社は、事故直後は個人情報の管理について各取引先から厳しく裁断され、取引のうちいくつかは失注を覚悟していま

したが、事後改善の処置の迅速さ及びプライバシーマークの早期取得に精励した結果、失墜した顧客からの信頼を回復する下地

を作るため、真摯に鋭意努力・長期的な取組みを続けています。




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